阪神糸井嘉男外野手(37)が初回にチーム1号となる特大の先制ソロを放った。右翼ポール際へのアーチは、リクエストによるリプレー検証で待たされたが、当初の判定通りホームラン。チームも虎の子の1点を守りきり、4年ぶりの開幕2連勝とアゲアゲ。セ界単独トップに躍り出た。

▼阪神の1-0勝利は、18年5月25日巨人戦(甲子園)以来。この試合も決勝点は糸井のソロ本塁打で、岩貞-桑原-ドリスの継投でしのいだ。

▼初回に挙げた1点を守り切っての「スミ1勝利」は、16年5月27日巨人戦(東京ドーム)以来。初回のソロ本塁打のみで逃げ切った勝利は、97年5月18日ヤクルト戦(甲子園)で、3番新庄剛志のソロを川尻哲郎が完封で守って以来、22年ぶり。

▼阪神はヤクルトを1安打に抑えた。「得点はソロ本塁打のみ」「被安打は1以下」の1-0勝利となると、81年7月20日中日戦(甲子園)で、4回オルトの本塁打を守り小林繁が完封して以来、38年ぶりの省エネ勝利。