ソフトバンク柳田悠岐外野手が2試合連続の逆転決勝本塁打でチームを開幕3連勝に導いた。

1点を追う6回1死一塁。西武高橋光の初球、真ん中に入ってきた147キロ直球を逃さず、フルスイングした。左中間スタンドへ2号2ラン。「とにかく打てると思った球をかち上げようと思った」と笑った。30日には逆転満塁弾で試合を決め、シーズンインと同時にエンジン全開だ。

1、2打席目もヒットを放ち、3安打猛打賞。今季の5安打すべてがファーストストライクを捉えている。昨年から早いカウントで積極的に打つスタイルに変えた。「あまり見逃し過ぎてもダメかなと思って。そこからですね」。17年は2球目までに打ったのは117打数だったが、昨年は167打数に増えた。今年も積極打法は変わらない。

逆転弾直後の7回2死一塁では、金子侑の中堅左を襲う大飛球に快足を飛ばしてランニングキャッチ。抜ければ、同点になるピンチを防いだ。「本当にプロイチでした。一歩目もよかった。ボールから目を切って思い切って走った。どうかなと思いましたが(グラブを)伸ばしたらギリギリひっかかってくれた。(外野守備走塁コーチの)村松さんのおかげです」。試合前練習で強制的? にノックを続けてくれたことに感謝。プロ入り最高のプレーと自画自賛した。8回には今季3盗塁目を決めた。開幕から走攻守すべてでギータが大暴れしている。【石橋隆雄】