巨人丸佳浩外野手が、長嶋茂雄終身名誉監督が見守る前で、先制の適時二塁打を放った。

初回無死一、二塁、カウント1-1から阪神ガルシアの外角低めスライダーを力強くスイング。一塁線を伝った打球は、一塁手のグラブをかすめるように右翼へ抜けた。先取点を挙げ、二塁へ到達した丸はベンチへ両手で輪を作る「丸ポーズ」で喜んだ。「打ったのはスライダーです。うまく抜けてくれたので良かったです。まだまだ、どんどん点をとっていきます! 頑張ります」とコメントした。

長嶋終身名誉監督からは、広島残留か移籍かを悩んでいた昨年11月、「一緒に野球ができたらうれしい」と直筆の手紙が届いた。背中を押してくれた地元・千葉の大先輩へ、タイムリーで1つ、恩を返した。