巨人のドラフト1位高橋優貴投手(22)が、阪神3回戦(東京ドーム)に初登板初先発し、プロ初勝利を挙げた。大卒新人では60年青木以来、球団59年ぶり。この日は阪神もプロ初登板の浜地真澄投手(20)が先発。伝統のGT戦史上初となる初登板同士の先発対決を6回1失点の好投で制した。

▼巨人-阪神戦はエースの投げ合いが多かった。1リーグ時代は巨人が沢村、スタルヒン、中尾、藤本英、阪神は若林、西村幸、御園生、梶岡らが中心。40年は全12回戦のうち半分の6試合がスタルヒン-若林の先発対決だった。2リーグ制後もエースが投げ、26回戦制だった58年巨人は別所、藤田ら4人、70年阪神は村山、江夏ら4人しか先発していない。このカードで先発の多い投手は、巨人が堀内恒97試合、別所84試合、桑田83試合の順で、阪神の3傑は村山92試合、江夏76試合、小山68試合。