日本ハム有原航平投手(26)が7回2安打1失点の快投でハーラートップタイの4勝目を挙げた。3、4月で5試合に先発し、防御率0・51は両リーグトップ。

◆有原と大竹の比較

規定投球回に到達して防御率0点台をキープしている投手は、有原のほかにソフトバンクの左腕大竹がいる(0・89)。

ともに与四球率が1点台の高水準。無駄な走者を出さないことが、好調の要因になっている。一方で、奪三振率では大竹の5・93に対し、有原が9・00と差がついた。奪三振、与四球は守っている野手の影響を受けないので、投手個人の能力が反映される。「打たせて取る」大竹よりも「多くの三振が奪える」有原の方が、より外的要因の少ない投球といえる。ちなみに勝ち数では大きく差がついているが、これは援護点の差。登板時の援護点は有原が36イニングで14点に対し、大竹は32イニングで2点しかない。