西武山川がパ・リーグ令和1号を放った。2点を追う2回、先頭で打席に入ると、日本ハム堀の6球目チェンジアップを捉え、弾丸ライナーを左中間スタンドへ突き刺した。1点差に詰め寄る12号ソロ。2球目の直球を天井直撃の大ファウルにしており、本塁打の雰囲気は醸し出していた。ベンチ前では辻監督の直筆で「祝 令和初本塁打」と書かれたボードを掲げながら、どすこいポーズを決めた。チームが敗れ、反撃ののろしとはならなかったが、新時代の幕開けに名を刻んだ。

平成最後の試合(4月29日)に続く連発で、本塁打数は独走状態。「負けたら何の意味もないですよ」というが、ハイペースをキープしている。「ストライクになるボールをしっかりと見られている。だからボール球にも手を出さないでいられている」と手応えを口にした。