巨人は3度の満塁機で無得点に終わるなど、4安打に封じられて連勝が2で止まった。

同点の8回は1死一、三塁のピンチから広島西川の浅い左飛に対して、重信が一塁ベンチ側に送球を大きくそらして生還を許した。本塁アウトになると見ていた原辰徳監督は「少なくても(ホームから)1メートルぐらいの間には来てほしいね。我々はよく(走者が)行ってくれたという感じ。いいボールを投げるでしょう、次は」と言った。

7回は広島の2失策も絡んで追い付いたが、3番ビヤヌエバが満塁のチャンスで2度凡退するなどリードは奪えなかった。決勝点を許した4番手の田原に黒星がつき、今季チーム11敗中、救援陣は5敗目(2勝)。先発防御率2・97に対して、救援陣は4・72と苦しい状況が続いている。原監督は不運な当たりもあった田原については「まずまず」と言い、劣勢から追い付いたチームに対して「1球1球あきらめず、連戦が続いてもよく戦っていると思います」と評価した。

 

▽巨人重信(8回に本塁への送球をそらして決勝点を許す)「しっかり投げられるように練習します」

 

▽巨人メルセデス(先発して5回2/3を8安打3失点)「(鈴木の本塁打で)展開が変わってしまった。投げなければいけないところに投げられなかった」