阪神打線が巨人のエース菅野を、マウンドから引きずり下ろした。7-4の6回2死一塁、4番大山悠輔内野手が、初球147 キロ のシュートを完璧にとらえた。打球は大きな弧を描いて、東京ドームのレフトにある「能美防災」の看板に直撃。4階席に届く、推定130 メートル の超特大2ランとなった。「狙い球をしっかり1発で仕留めることが出来ました。追加点を取っていい流れで打席が回ってきたので、その流れに乗って自分も打つことが出来て良かったです」。これには菅野も苦笑いするしかなく、悔しげにマウンドを降りた。

この回先頭の木浪も右翼へ7点目のソロ本塁打を放つなど菅野から4本塁打。菅野にとっては今季ワースト被弾数となった。7回には代わってマウンドに上がった田口から、先頭の梅野がソロ本塁打を放ち、ここまで阪神は5本塁打。打線は勢いづくばかりだ。