阪神の選手たちは“上司”の矢野監督を、どう見ているのか。27日に甲子園で投手指名練習に参加した岩田稔投手(35)、西勇輝投手(28)、青柳晃洋投手(25)の3人が、矢野監督の一面を教えてくれた。選手をいつも気にかけ、心に寄り添う言葉を掛ける、理想の上司の姿が見えてきた。

▽阪神青柳 挑戦した失敗は怒らない方です。この間の試合(21日ヤクルト戦)で1死一、二塁でバントのサインが出たのですが、バスターしたんです。結果はピッチャーゴロでゲッツーと最悪な展開。流れを切ってしまうプレーだったと思うんですけど「やったことに意味がある。勇気がある。次につなげたらいい」と言ってくださった。「ナイストライ。青柳がやってくれたおかげで、次の試合でバントの時に野手が出づらくなったよ」と。気持ちを前向きに持っていってくれる、素晴らしい上司です。

▽阪神岩田 一番驚いたのは、自分の2軍キャンプスタートが決まった時、連絡をいただいたことですね。監督から連絡をくれるケースなんて、なかなかないですから。気持ちのケア、サポートをしてくれる方だなと思いました。普段も矢野さん自らがボケて場を和ませてくれたりして、選手はうれしいと思いますよ。

▽阪神西 フォローをしてくれるというところです。全ての面で。いい時も悪い時も。それに尽きるんじゃないですかね。そして常にアップデートしようというところがすごいなと。選手の練習法にしても、そんなトレーニングあるんや、そんな考えもある、だとか。選手にも常に寄り添ってくれる。

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