車いすバスケットボール・カナダ代表でパラリンピック3度の金メダルを獲得した「車いすバスケの神様」パトリック・アンダーソン選手(39)が始球式を務めた。

バスケットボールの試合でもつけている背番号12の巨人のユニホームを着用して登場。車いすから降りてマウンドに上がった。力強く右腕を振ると、ボールは捕手小林のミットへノーバウンドで収まった。人生2度目の始球式を終え「プレッシャーを感じたけど、しっかり投げられてよかったよ。交通事故がなければ野球をやりたかったので、近くで選手を見ることができてうれしかったよ」と喜んだ。

試合前練習では原監督と言葉を交わし「(始球式では)下に投げがちだから上に向かって投げるように、とアドバイスをもらった。ピッチングやバッティングに興味があるので、いろいろ質問させてもらってよかったね」と笑顔で振り返った。

最後は2020年東京パラリンピックに向け「車いすバスケはおもしろい時代に入ってきている。僕は年齢的にも最後になると思うので、全ての思いをかけて頑張るよ」と意気込んだ。