上武大(関甲新学生)は追い上げ及ばず、1回戦敗退となった。福井工大(北陸大学)の下位打線に打ち込まれ、序盤に5失点。それが最後まで響いた。

当初は10日に神宮球場での試合予定だったが、雨天延期で会場も東京ドームに変更。谷口英規監督(49)は「完敗です。浮足立って、そのまま終わっちゃったような感じです」と振り返った。

来秋のドラフト候補に挙がる古川裕大捕手(3年=久留米商)は、計4安打を放った相手の8、9番に対して「ケアが足りなかった」と反省。打撃では、7回にセンターへのフェンス直撃三塁打を放つも、2-5で迎えた8回2死一、三塁の同点機ではセカンドゴロに終わった。2ストライクと追い込まれ、外角の際どい変化球を「ファウルにしようと思ったんですが…」。結果的にフェアゾーンに飛んでしまった打席を後悔。「1試合ですが全国大会を経験できたので、秋にまた勝ち抜いて、神宮大会に出たいと思います」と話していた。