ソフトバンクの新外国人、カーター・スチュワート投手(19=東フロリダ州立短大)が19日、福岡・筑後市のファーム施設で来日初初めてブルペン投球を行った。捕手を立たせ変化球を含め22球、その後、捕手を通常より手前のホームプレート上に座らせて7球、計29球を投げ上々の“デビュー”だった。

6、7割の力でも直球は140キロ前後を計測し「感じはよかった。投球フォームをしっかり確認しながら投げた」と納得の表情を浮かべた。カーブ、スライダー、チェンジアップの持ち球すべてを投げ「日本のボールにも慣れないといけない。思ったより良かった。ブルペン(の硬さ)も日本の方が好き」と手応えも感じていた。

投球を見守った斎藤リハビリ担当コーチは「あらためていい投手だと思った。直球の回転もいいし、キレがある」と評価。今後について、早ければ2週間後には「実戦形式をどうするかの話しができれば」と3軍で“デビュー”する見通しを示した。生活環境など日本に慣れることが最優先だが「どんどん投げて結果がよければ『もっと上で』ということになるかも。本人も早く1軍で投げたいと言ってるみたいだし」と育成だけでなく、早期の1軍デビューの可能性も口にした。【浦田由紀夫】