5連勝があっさり止まった。今季7試合の登板となった中日清水達也投手が出はなをくじかれた。初回亀井に先頭打者アーチを許すと、2死満塁からビヤヌエバに押し出し死球。4回4失点でマウンドを降りた。

前回登板が6月16日の交流戦。「(登板間隔は空いたが)調整はうまくいったと思った。(亀井の本塁打は)取りにいった球じゃないが、コースが甘かった。1点で抑えれば良かったが、その後に無駄な進塁を与えた」。5月19日の巨人戦以降、白星から遠ざかっており、プロ3勝目は、またもお預け。高卒2年目でローテの一角に食い込んでいた右腕は唇をかんだ。

打線も巨人先発菅野に6安打に封じられた。チームとして今季4試合目の完封負けを喫した。与田監督も連勝ストップを淡々と振り返った。「(清水は)立ち上がりは難しいが、これまでも何度も先発している。次の準備を見つめ直して欲しい。(打線も菅野は)あれだけ多彩な変化球を投げるのでタイミングをずらされる。当てにいってしまうとこうなってしまう。しっかり強いスイングするのが今年のテーマだが、それができなくて残念だった」

勝てば16年9月4日以来、3年ぶりの6連勝だったが、霧散した。「いつまでも連勝できるわけじゃない。明日の試合でどう戦うかが大事。選手たちも今日の悔しさを明日ぶつけないといけない」。指揮官は出直しを誓った。