阪神からトレードで加入したロッテ石崎剛投手(28)が7日、ZOZOマリンで入団会見を行った。時折笑顔を見せながら「自分の力を発揮して、チームのために投げていきたい」と意気込んだ。

救援陣を強化したいチームにとって、150キロ超の速球が武器の石崎は補強ポイントにマッチ。同席した松本球団本部長は「ファームで非常に安定した成績を残していた。実績も十分。オールスターくらいからしっかり1軍で投げてほしい。5位ですけど、上とそんなに差はないので、夏場の苦しい時に活躍してほしい」と期待をかけた。

社会人時代から貫く独特の投球フォームについては、自ら「サイドスローとスリークオーターの間。力強い真っすぐが投げやすい」と説明。パ・リーグで対戦したい打者に西武山川を挙げ「強打者ですし、持ち味の真っすぐでしっかり抑えられればなと思います」と楽しみにした。

またロッテファンには「石ちゃんと呼んでもらいたい」とアピール。「タイガースには『崎』が付く人が多かったので『いし』と呼ばれていた。そこにかわいらしく、ちゃんを付けてほしい」とお願いした。

背番号は「58」に決定。スーツの上から真新しいユニホーム姿を披露して、会見を終えた。

◆石崎剛(いしざき・つよし)1990年(平2)9月9日、茨城県生まれ。三和-新日鉄住金鹿島を経て14年ドラフト2位で阪神入団。15年3月29日、中日戦でプロ初登板。17年アジアCS日本代表。通算58試合で1勝1敗、防御率3・00。今季推定年俸1440万円。183センチ、91キロ。右投げ右打ち。