巨人菅野智之投手が、粘りの投球で6回0/3を3失点に抑えた。

「特別な感情はあります」と4年前から米ハワイで自主トレをともにする1学年下の阪神西と初の対決。毎回の11安打を浴び、走者を背負いながらの投球だったが、僅差の展開に持ち込んだ。「粘ったと言えば粘ったかもしれませんが、不用意なボールもありましたし、反省しないといけないです」と振り返った。

バットでも、先輩の意地を示した。1点を追う4回2死二塁、2ストライクからの直球をはじき返し、中越えの同点適時二塁打を放った。「何とかしようと。気持ちを出していかないと」と執念で振り抜いた。ともに3失点、バットでも1安打ずつで勝敗も付かなかったが、初対戦を「西も丁寧に投げていて、すごくいい時間だったと思います」とかみしめた。