「ポリバレント・クローザー」の巨人中川皓太投手(25)が、1回を無失点に抑えた。

左打者の近本、糸原に回る1点リードの8回から登板。先頭の代打上本に安打を浴びたが、後続を断った。「自分で試合の状況を察知しながら、ブルペンで準備した」とコメントした。

「ポリバレント」とはサッカー用語で、06年にサッカー日本代表の監督だったオシム氏が推奨した。1試合の中で自分のポジションを変化させ、対応できる選手を意味するが、8回でも9回でも、イニングまたぎでも対応する中川にピッタリの言葉。中川も「(周りでも)少し浸透してきてます」と笑顔で話した。