準々決勝第1試合は巨人坂本勇人内野手(30)とロッテのブランドン・レアード内野手(31)が対戦した。

ホームラン競争初出場の坂本勇は、打撃投手に同僚の岡本和真内野手を指名。岡本は智弁学園時代に元甲子園出場投手だが、不慣れなマウンドで全体的にややボールが高めに浮き、ラスト1球は痛恨のボール球でスイングができず。そこは坂本勇が打撃技術でカバーして4本塁打。

レアードは東京ドームについて「大すし」と大好きとかけるほど得意とする球場だが、本領を発揮できずに2本塁打とどまり敗退した。

第2試合はヤクルト村上宗隆内野手(19)とオリックス吉田正尚外野手(25)が対戦。選出メンバー最年少の村上は看板直撃弾、右翼席後方のバルコニー席弾を含む4本塁打。だが、5本塁打の吉田正に力の差を見せつけられた。

準決勝は坂本勇が看板直撃弾を含む3本塁打で盛り上げるも、吉田正が初球から脅威の4連発で13日第2戦(甲子園)での決勝進出を決めた。吉田正は「バッティング投手の方がとても打ちやすくて、思い切りスイングできた。このあとの試合でもホームランを打てるように頑張ります」と意気込んだ。