ロッテ鈴木大地内野手(29)が19日、6月度「スカパー!サヨナラ賞」パシフィック・リーグ受賞選手に初選出された。

6月16日の中日戦(ZOZOマリン)で、5点を追う9回の先頭でソロ、打者一巡し、なお2死満塁では、バットを折りながらもサヨナラ打を放った。

鈴木は「これまで何度かサヨナラヒットを打ってきましたが、今までで一番印象に残る試合になりましたし、この先の野球人生でもこれ以上の試合はないかもしれないくらい劇的な試合だったと思います。サヨナラヒットを打つ前のベンチでは、『1点差のツーアウト満塁でもう1度打席が回ってくるだろう』と考えている、不思議な感覚の自分がいました。バットが折れて、当たりもよくありませんでしたが『何とか抜けてくれ』と強く願っていました。本当にうれしかったですし、チームメートも含めてたくさんの方が喜んでくれて、一生忘れられない試合となりました」と振り返った。