オリックスの2年目左腕田嶋大樹投手が、日本代表稲葉監督の御前試合で、代表入りをアピールできなかった。1回に連続二塁打を浴び2失点。2回には石井に左翼ポール直撃の4号ソロを被弾した。6回には味方の失策もからみ2失点。計5失点(自責3)で、6回途中に降板。この日、視察に訪れた稲葉監督に本来の姿を見せられなかった。東京五輪まであと1年。「そこ(五輪)は狙っていきたい」と語ったことがある田嶋にとっても、無念の結果となった。

田嶋は、新人だった昨季、開幕からローテ入りして6勝をマークしたが、左肘の故障のため6月に戦線離脱。今季も2軍戦で調整を続け、6月5日のDeNA戦で1軍マウンドに復帰した。ここまで2勝1敗。前回登板の15日楽天戦では、4回途中3失点で負け投手になった。「考えすぎたり、マウンドで球数とかリズムを意識しすぎてしまった」と反省していたが、リベンジはならなかった。