西武中村剛也内野手が自身40回目のおかわり弾を放った。

まずは大量7点を追う2回の第1打席。バットを振り抜いた打球は高く舞い上がり、大きな放物線を描きながら左翼フェンスを越えた。3試合連続となる18号ソロで1点を返し、猛攻のきっかけとなる1発。5回には山川の3点適時打直後の打席で左翼スタンド最深部へ届く19号同点2ランを運び「当たりは完璧でした」。これが通算404号。現役最多の402本で並んでいた巨人阿部を一気に突き放し、中村紀洋に並ぶ歴代17位となった。

史上20人目の400号を放ってから、呪縛から解き放たれたかのように本塁打を量産する。直近3試合で4発。節目へのプレッシャーの存在には「そんなのはない」と否定したが、500号へ向け再スタートから猛ダッシュする。この試合3打点を挙げこれで今季75打点。早くも昨季の74打点を超えた。トップの山川を3点差で追い、争う打点王のタイトルには「そんなに気にしていません」と無心で着実に積み上げていく。