6日の広島-DeNA戦は12年目を迎える「ピースナイター」として開催された。74年前の原爆死没者を慰霊し、核兵器廃絶を訴える意味が込められている。

球場に半旗が掲げられ、試合前には両チームの選手、監督らが平和へのメッセージを記入したとうろうをボランティアに託す「委任式」が行われた。原爆にさらされた「被爆ピアノ」で君が代が演奏され、そのピアノをモチーフにした映画「おかあさんの被爆ピアノ」(20年夏公開予定)に主演するAKB48武藤十夢が始球式を務めた。5回裏終了後には客席に緑の「ピースナイター新聞」が掲げられ、原爆ドームと同じ高さ25メートルにある客席のみ赤いポスターが掲げられ「ピースライン」が表現された。選手、審判らは袖に特製ワッペンをつけて試合に臨んだ。