日本ハム渡辺諒内野手(24)が、6年目で初の2桁本塁打を達成した。

1点を追う4回1死一塁で逆転10号2ラン。節目はド派手に決勝弾で飾った。仕留めたのは、得意の真っすぐだった。「本当にいい感触で、自分でも良かったと思います」。直球への強さがストロングポイント。二塁レギュラーとして台頭したきっかけも、昨年7月20日ソフトバンク戦でバンデンハークの直球を2打席連発してからだった。

今季は弱点だった変化球にも対応できるようになった。10本塁打のうち5本は変化球を打った。スタメンで試合に出続けることで配球や駆け引きを覚え、どんな球種にも強いスイングができるようになったからこそ、コンスタントに結果を出せている。後半戦は5番に定着し、目標だった数字にも到達して「素直にうれしいです」。もう1つの目標、初の規定打席到達も、あと12打席だ。