西武が今季初の首位浮上に失敗した。自慢の打線に火が付いたのは3点を追う8回。

今季西武戦7試合無失点のモイネロに対し、先頭秋山がこの試合3本目のヒットで出塁。源田が内野安打で続き、無死一、二塁で森の適時二塁打で1点を返した。なおも2死二、三塁で外崎の安打性の打球は、二塁手牧原のダイビングキャッチに阻まれた。辻発彦監督(60)は「あっちも必死、こっちも必死。粘り合いだから」と接戦を振り返った。

勝てばソフトバンクと順位が入れ替わる一戦を落とした。ただ、天王山は2勝1敗。カード勝ち越しを決めた。指揮官は「そんなに甘くない。よう2つ勝てた。終わってみればよしとするしかない」と冷静に受け止めた。ゲーム差1で残り20試合。「上からも下からも、混パだから厳しい戦いが続く。気持ち入れ替えてあさってからやるしかない」と、前を向いた。