巨人は今季6度目の完封負けを喫し、16だった優勝マジックが消滅した。初めて得点圏に走者を置いた7回は、2死満塁のチャンスでゲレーロが三振に倒れた。

スタメン出場したベテラン阿部が2安打と気を吐くも、散発4安打で敗戦。原監督は「スコアリングポジションに行ったのは1回だけかな。なかなか勝つことは難しいでしょうね」と言った。

阪神の先発岩貞には6回3安打に封じられるなど、広島ジョンソン、DeNA今永ら左腕に抑えられるケースが出てきた。指揮官は「当然いいピッチングをしてるんでしょうけど、その辺は対策という形でしなければいけませんね」と課題に挙げた。投手陣は1失点の先発今村を4回途中で降板させるなど早めの継投に出たが、得点を奪えず。3日の中日戦(新潟)からは、右手人さし指の骨折で離脱していた炭谷が1軍合流する見通しになった。この日はイースタン・リーグのロッテ戦で6回まで守備に就き、復帰準備が整った。