逆転CS進出を目指す阪神に前代未聞の「背信劇」だ。ヤンハービス・ソラーテ内野手(32)が6日、広島戦(マツダスタジアム)からの1軍昇格方針を自ら拒否した。 球場で矢野燿大監督(50)と話し「モチベーションが上がらない」と直訴。グラウンドに姿を見せず、帰阪した。

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★過去の主なお騒がせ外国人

◆マネー(近鉄)84年に大物助っ人として来日も、開幕から1カ月で帰国。球場施設の汚さや球場への電車通勤など、日本での生活になじめず退団。

◆ミッチェル(ダイエー)95年来日。開幕戦満塁本塁打と派手なデビューを飾ったが、5月末に右ひざ痛を理由に無断帰国。7月下旬に再来日も「右ひざが痛い」とまたも帰国し、そのまま退団。

◆グリーンウェル(阪神) 97年に年俸3億6000万円で入団も、キャンプ中に左腰をひねり帰国。5月に復帰も今度は自打球を当て右足甲骨折。7試合で退団し「足のケガは『野球を終われ』という神のお告げ」と引退を表明。

◆メイ(阪神) 99年、試合中の審判への暴行で2週間の出場停止に。処分が解けても1軍に戻れず、不満を爆発。「野村監督は私をプロとして扱っていない」などとつづった批判文書を報道陣に配布した。