DeNAが中日に勝利し、22年ぶりのシーズン2位を確定させ初のCS本拠地開催を決めた。ラミレス監督は、初の2位について「一番目指していたことは優勝だが、それは達成できなかった。だが一時の不調を考えれば、よくやってくれた」と大きくうなずいた。

今季ビジターでは28勝40敗2分けと負け越しているが、ホームでは43勝27敗1分けと圧倒的な強さを誇る。同監督は「ハマスタではリーグベスト。ファンのサポートがかなり大きい。勢いをつけて、次のステージへ向かいたい」と地元開催を大歓迎した。

投打がかみ合った。先発のドラフト3位大貫が5回1失点の好投。宝刀ツーシームを有効に活用し、許した安打は初回の本塁打だけと好調中日打線を沈黙させた。打線も10安打7得点。ラミレス監督は「大貫はCSで使うか考えようと思う」と2カ月ぶりの白星を挙げたルーキーを評価した。

主砲との約束を果たした。21日の巨人戦後、守護神山崎は筒香から「必ず2位になれよ」と声を掛けられた。右手小指を打撲し、抹消された主将からの一声に「重い言葉だった」と奮起。9回のマウンドに上がり無失点と結果で応えた。ハマっ子たちの前でDeNAが暴れる。【栗田尚樹】