痛恨の一打だった。広島クリス・ジョンソン投手が1-1の7回2死三塁。8番木下拓に勝ち越しの左中間二塁打を許した。次打者の代打堂上には12号2ランを被弾。さらに大島に左前打を浴びたところで交代となった。

プロ初救援の床田寛樹投手が後続を断ったが、そのまま敗戦。赤松真人外野手の引退試合を勝利で飾ることもできず、CS進出に黄信号がともった。

大型連勝、大型連敗をくり返したペナント争いは、勝率ジャスト5割で終えた。CS進出は、3試合を残す阪神の結果次第。阪神が1試合でも引き分けるか負けた時点で、広島3位=CSが決まる。

緒方孝市監督は試合後のあいさつで4連覇を逃したことについて「期待に応えられなかったのは監督としての責任」とざんげ。「来シーズンは、ペナントを奪還できるよう、チーム一丸となってがんばってまいります」と話した。自らの去就については「まだ終わっていない」と話すにとどめた。