ソフトバンクが4日にスカウト会議を開き、ドラフト会議での1位指名選手を決定することになった。王貞治球団会長(79)も出席予定で、筆頭候補の大船渡(岩手)・佐々木朗希(3年)、星稜(石川)・奥川恭伸(3年)、九州出身の明大・森下暢仁(4年=大分商)の3投手らから最終決断する。

球団は韓国で行われたU18W杯に全スカウトを派遣し、佐々木、奥川らをチェック。佐々木がプロ志望届を提出した2日には三笠球団GMが「(佐々木は)最上位候補の1人。世界を代表する千賀君みたいな投手になるであろう素材。スカウトの評価では投手としては大谷(エンゼルス)より素材は上じゃないかという。志望してくれてうれしい」と話していた。

ただし、最速163キロ右腕の佐々木は競合必至。昨年の全米ドラフトで1巡目指名されたスチュワートを今夏獲得した経緯もあり「即戦力補強」へかじを取る可能性もあり、決断が注目される。