天理大・石原貴規捕手(4年=創志学園)は彗星(すいせい)のごとく現れた。

スローイングの正確さは出色。無駄のない動作から当然のようにストライク送球を連発。球筋はまるでぶれない。春季リーグは1度も盗塁を許さなかった。

「もともとそこまでの選手じゃなかった。打撃に自信がなかったけど春に首位打者をとれて、冬の練習の成果を出せた。スカウトの方々が見ていると耳にしてから意識するようになりました」。インサイドワークの成長とともに打撃も向上。まだまだ伸びる好素材だ。