昨年優勝の創価大(東京新大学2位)は白鴎大(関甲新学生1位)に逆転負けを喫し、明治神宮大会出場を逃した。

9回の表裏で天国と地獄を味わった。6-8の9回表、先頭山形が死球で出塁。次の萩原哲捕手(3年=日南学園)が右中間へ同点2ランを放った。さらに鈴木嘉がソロで続き、勝ち越し。1点リードで最後の守りを迎えた。ところが、その裏に2失点。サヨナラ負けした。

萩原は「4年生にとって、最後の大会。勝ってもらいたかった」と申し訳なさそうに話した。マスクをかぶり、杉山、望月、小孫の4年生3投手をリードしたが、白鴎大打線の勢いにのまれた。ただ、打つ方では、適時二塁打2本に9回の同点ソロで計3安打6打点の大暴れ。二塁送球1秒8台の強肩で、俊足・金子の二盗も防いだ。

来秋のドラフト候補に挙げられる。「4年生に恩返しをしたかった。負けたけど、成長した姿は見せられたのかなと思います。ただ、簡単にエンドランを決められた場面もありました。試合展開を見て、コントロールできるようにならないといけません」と、大学ラストイヤーに向けた課題も口にした。

▽創価大・杉山晃基投手(ヤクルト3位。先発するも4安打2四死球5失点で1死も取れず降板)「修正できませんでした。相手の勢いがすごかったです」

▽創価大・望月大希投手(日本ハム5位。2番手で6回0/3、5安打3失点。リードを守れず)「よく守って、よく打ってくれたのに。申し訳ない気持ちでした」