球界の至宝を大切に育てる。ロッテが、来年1月の新人合同自主トレで、ドラフト1位で指名した大船渡・佐々木朗希投手(18)をブルペン入りさせないプランを計画している。期間中はコンディショニング面と体の動きの細かいチェックに重点を置く。

育成のロッテへ。大きな味方が現れた。来季から、順天堂大学医学部付属順天堂医院及び、同浦安病院と提携。選手の健康管理だけでなく、ケガを負った選手には24時間体制による最先端医療でのサポートを実施。最善の復帰方法を導き出す。

年間5回の血液検査など精密なメディカルチェックも行い、IoTシステム(電子カルテ)で選手の脈拍、体温などを常に監視。最大限のけが予防の指導を徹底する。

新人選手は1月中にMRIや骨密度の検査を行い、骨や筋肉の強度を測定。成長過程を正確に把握し、1年間のウエートメニューを作成する。井口監督は「チームドクターが試合についてもらえると思うので大きい。外の球場でタフなので体調管理が一番の課題。特に若い選手が多いので彼らの成長過程をサポートしてくれると思う」と期待した。【久永壮真】