阪神ドラフト2位の履正社・井上広大外野手(18)はケース打撃の重要性を自覚した。高校通算49発の長距離砲は、対戦形式のケース打撃を真剣な表情で見つめた。

「バントは走者を1つ前に進める、大事にしたいプレー。バスターでヒットにしたり、意味のある練習でした」。今夏の甲子園を制した履正社の練習ではバントや進塁打は通常メニューにあり、主砲も例外ではない。昨秋の近畿大会のセンバツがかかった試合ではバントも命じられた。右打ちなどの進塁打も当然で「詰まってでもいかに走者を進めるか」を教え込まれた。アーチストの期待を受ける井上は、勝利に貢献できる打者を目指す。