阪神が風変わりな「懐メロ打撃練習」を行った。梅野ら8人が振り込んだ午後の室内練習場には、聞きなじみのあるメロディーが響き渡った。

アルマゲドンにスクールウォーズ、タイガーマスク…。音源は北川打撃コーチの携帯電話とつながったスピーカーだった。発案は井上打撃コーチで、北川コーチに「テンションの上がる曲をかけてくれと」と依頼した。選ばれたのは、80年代の洋画ヒットソングや名プロレスラーの登場曲など約20曲。打撃投手やトスを上げた平均45・5歳のコーチ陣5人はもちろん、同25・4歳の野手たちも珍しい選曲に笑顔だった。

北川コーチは「僕が選曲して、テンションの上がる映画系やプロレス系を。ただ、世代が僕らの世代だったので…」と苦笑い。それでも梅野は「自然と笑みがこぼれた。知ってる曲から懐かしい曲など、さすが北川コーチ。気分よく、やれました」と振り返った。

▽阪神藤本内野守備走塁コーチ(懐メロ打撃練習に)「意外と若い選手が多く(曲を)知っていて、ビックリした」

▽阪神熊谷(懐メロ打撃練習に)「結構、聞いたことある曲で面白かったです。笑けてきました」