青学大野球部に入部を拒否され精神的苦痛を受けたとして、同大を退学した男性が学校法人青山学院と硬式野球部監督に計500万円の損害賠償を秋田地裁に提訴したことについて、同大広報課が20日、文書で取材に応じた。

野球部が元学生の入部を断ったことは事実と認めた。その上で、日本学生野球憲章第4条「学生は、合理的理由なしに、部員として学生野球を行う機会を制限されることはない」に基づき、原則、入部は拒否しないが、今回の拒否は「合理的理由」によると説明。「安全配慮義務の観点から、野球活動に参加させた場合には事故が予想された」ため、入部を断ったとした。原告の請求に対しては「争う予定です」と答えた。