楽天足立祐一捕手(30)が5年目の正捕手取りを目指す。5日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸1500万円でサインした。

今季は開幕1軍も、堀内、太田ら若手が台頭する中、5月7日から約3カ月間2軍暮らしが続いた。それでも8月17日に再登録されると、終盤にはエース則本昂の登板時に4試合連続でコンビを組むなど存在感を示した。ソフトバンクとのクライマックスシリーズ第1戦でも女房役を務め勝利に貢献。安部井チーム統括本部長は「若い捕手が多い中、足立がいる安心感は大きい。年齢的にも2番手に甘んじる選手じゃない」と期待を寄せる。

来季は嶋がヤクルトに移籍しチーム最年長捕手となる。激化する正捕手争いに向け「ここから何年野球ができるかわからないし、1年1年、1日1日が勝負。まだまだ成長できると思っている」と危機感を胸に熱い決意を口にした。(金額は推定)