巨人阿部慎之助2軍監督(40)が8日、札幌市内の飲食店「北の味 大助」で恒例のトークショーに出演した。

19年間の現役生活を終え、指導者として再出発。「若いときに内田さん(当時の打撃コーチ内田順三氏)に怒られた。顔の近くでキスされるんじゃないかと思ったよ」と思い出話を紹介した。同時に「指導者になって分かった。期待していない選手には何も言う気にならない。選手のため。俺は嫌われてもいい」と氷点下の札幌で熱いトークを展開した。台湾でのウインターリーグ視察で収穫も得た。来季2年目の増田陸の名前を挙げ「可能性を秘めている子がいっぱいいるから。どう育てるかというのを、1人1人決めていかないといけない」と思考を巡らせた。一方で1、2軍を行き来する20代中盤の選手たちには「2軍では実戦のチャンスは少なくなると思う」と断言。プロの厳しさをそのままに指導していく。