リーグ連覇を目指す原巨人に、また1人“大物助っ人”参戦だ。巨人が来季のアドバイザーとして、通算171本塁打を誇るウォーレン・クロマティ氏(66)と契約することが20日、分かった。今季は8月からゲストとして選手に助言を送ってきたが、より本格的にチームに携わることになる。

クロマティ氏は84年から巨人に7シーズン在籍し、原監督とクリーンアップを組むなど89年には首位打者を獲得した。通算打率3割2分1厘の実力に加え、外野スタンドのファンと万歳三唱するパフォーマンスで一躍人気者になった。

来季は本人のスケジュールに合わせてホームゲームを主体に、状況次第で遠征にも同行する予定。来春キャンプに参加する可能性も出てきている。巨人は新外国人としてヘラルド・パーラ外野手(32=ナショナルズ)ら、3選手と新たに契約を交わした。明るい性格を生かして、いち早くチームに溶け込む橋渡しの役割も期待できそうだ。