社会人野球の日本通運で選手兼コーチを務めていた元日本ハムの武田久投手(41)が、現役を引退することが21日までに分かった。年内限りで同社を退社。今後は未定だが、選手としてプレーすることはないという。

徳島・生光学園高から駒大、日本通運を経て、02年ドラフト4巡目で日本ハムに入団した。身長170センチと小柄ながら、軸足の右膝が地面に着くほど低い重心から伸びのある直球を投げ込み、最優秀中継ぎ投手と3度のセーブ王を獲得。“小さな鉄腕”として黄金期を支えた。17年限りで退団後は古巣の日本通運に復帰し、18年ドラフト3位で日本ハムに指名された生田目をはじめ、後進の育成に携わっていた。