ソフトバンク甲斐拓也捕手(27)が「ジョースタイル」継承を誓った。
22日、福岡工大の少年野球チーム「FITジュニア少年野球」の20周年記念の野球教室(福岡工大グラウンド)に参加。先日就任した城島健司・会長付特別アドバイザー(43)について「自分にとっては大きなチャンス。捕手についていろんなことを聞いていきたい」と弟子入りを志願。フルイニング出場の秘訣(ひけつ)を探り、背番号「19」での飛躍を狙う。
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憧れの存在から、すべてを吸収する。ソフトバンク甲斐が来季に向け、貪欲な思いを口にした。
甲斐 城島さんが身近な存在になるのは、自分にとっては大きなチャンス。来春のキャンプに来ると聞いているし、捕手についていろんなことを聞いていきたい。
幼いころから、憧れの捕手だった。「とにかくフルイニングでマスクをかぶって、打撃でも30発を打った打者。体の鍛え方、配球はもちろんですが、フルイニング出られるところを聞きたい」。甲斐は先発捕手の「定位置」はつかんだが、試合終了までマスクをかぶらないことは、まだある。投手が大量失点した後など、先発から外れることもあった。「勝った時、負けた時、捕手としていろんなことを考えて精神的にきつい時もある。そんなとき、城島さんのメンタルはどうだったんだろうかと思います。捕手として、大変さを一番よく分かってるでしょうから」。“甲斐キャノン”としてスローイングなどはトップクラスの自負があっても、まだまだ捕手として未熟だという謙虚さは忘れない。
この日は、憧れのプロ野球選手と触れ合えるチャンスに目を輝かせる少年らとの野球教室に臨んだ。自分自身も、野球少年だったころを思い出していた。「城島さんは自分にとっては雲の上のような存在で、緊張するでしょうが、そこは勇気を持って直接、話を聞きに行きたい」とレベルアップのため、捕手の「レジェンド」に弟子入りする。
まだ2軍選手だったころ、城島特別アドバイザーと食事を共にしたこともあった。「打撃の話など、力の伝え方などいろんな話をしてくれた」。その後、急成長を遂げた甲斐。野村克也氏の背番号19をつけ、城島氏の教えを受け、ホークス捕手の新旧レジェンドの力を得て名捕手を目指す。【浦田由紀夫】
○…「FITジュニア少年野球」は、今年でチーム創立20周年を迎えた。1999年(平11)12月に発足。今回、単独チームとして初めてプロ野球選手を招いた野球教室を行い、小、中学部計44人が指導を受けた。雨のため室内練習場での指導となったが、千賀は「ケガをしないような指導を心がけた」と言えば、甲斐も「子どもたちから元気をもらって、自分もまた頑張ろうと思った」と話した。



