ソフトバンク嘉弥真新也投手(30)が大台を突破した。3000万円増の1億1000万円プラス出来高でサイン。「僕がまさかこう(1億円プレーヤーに)なるとは思わなかった」と笑顔を見せた。

腕を下げてから年俸は右肩上がりだ。サイドスローにして3年連続で50試合以上に登板。今季も54試合に投げ2勝2敗、19ホールドの数字を残した。転向後は年俸2000万円から3年で9000万円増。「サイドにしてから9000万円アップ。来年もサイドで頑張ります。70試合は投げたい」と貴重なワンポイント左腕は笑わせた。

発奮材料もある。沖縄・石垣島出身のプロ野球選手で初の1億円プレーヤー。今秋は侍ジャパンに選出され「世界一」の称号も得た。「石垣島で最高のアスリートは(プロボクシングの)具志堅(用高)さん。世界一も(石垣島では)2人だけだし、一歩でも近づきたい」。カンムリワシならぬ鷹の左腕が上昇カーブを描き続けるつもりだ。(金額は推定)