プロ野球・中日の「ベースボールクリニック」が28日、富士宮市内の野球場で行われた。

鈴木翔太投手(24=聖隷クリストファー高出)、鈴木博志投手(22=磐田東高出)、佐藤秀樹チーフスコアラー(49=富士宮西高出)、佐藤康幸打撃投手(47=池新田高出)の4人が参加。同市内の中学11校から参加した計120人の選手たちとともに、汗を流した。

今年で5度目の同イベントは、県内に住む中学生の育成・強化を目的に、2011年から県と同中体連が始めた事業の一環として開催。第1回から参加している佐藤秀氏は「最初はレベルの低さを感じたが、今では将来が楽しみな子が増えた」と笑顔。この日行われたミニゲームでは先発登板し、中学生打線を相手に3回無失点。高校時代を思わせる快投を見せた。

投手2人も刺激を受けた様子。鈴木翔は「中学生とは普段触れ合えないので楽しかった。来年は勝負の年なので頑張りたい」。鈴木博は「子供たちと一緒に野球を楽しめた。来年は厳しい場面で投げさせてもらえるようにしたい」と、決意を新たにした。【河合萌彦】