西武の新人8選手が6日、埼玉・所沢の若獅子寮に入寮した。プロ野球選手としてのスタートには、こだわりの逸品をそれぞれ持参。

体が資本のアスリートとあって、快眠するために「東京西川」でオーダーしたマットレスが多かった。ドラフト2位浜屋将太投手(20=三菱日立PS)は「腰の痛みが続いていたけど、改善できた。疲れもとれるので」。同3位松岡洸希投手(19=独立L・武蔵)も「もう爆睡です」。高卒の同6位井上広輝投手(18=日大三高)は「睡眠が大事なのでオーダーした」と自分仕様のマットレスをかついだ。

育成1位の出井敏博投手(22=神奈川大)は日記帳を持ち込んだ。「1日1日が貴重な時間。1日1ページ書きます」と銀座にまで出かけて購入。記念すべき1月6日の1ページ目は、大きく「祝入寮」の3文字でまとめ「最初は埋められると思うけど、だんだんなあなあにならないようにしたい」と気を引き締めた。

西武は9日から新人合同自主トレを開始する。世間の社会人よりも3カ月早い新生活。希望と不安を胸に、プロ野球人生がスタートする。