「打てる捕手」が大学ラストイヤーに臨む。関甲新学生野球リーグの上武大が7日、群馬・伊勢崎の同大グラウンドで始動。主将の古川裕大捕手(3年=久留米商)は「今年こそ日本一に。個人的には(大学日本)代表に入って結果を残したい」と決意表明した。

3年間でリーグ優勝4回。だが日本選手権、神宮大会とも優勝はかなわなかった。代表は3年時から入ったが、昨夏の日米野球は出番が限られた。1学年上の捕手陣は、東海大・海野、慶大・郡司、東洋大・佐藤とプロ入りした黄金世代。「海野さんのスローイング。佐藤さん、郡司さんの打撃。もう1ランク、上げないと」と刺激になった。

二塁送球1秒8台の強肩で、昨秋リーグ戦は打率4割5分2厘で初の首位打者に。「阿部慎之助さんのように、守れて打てる捕手になりたい」と志は高い。今春の目標は、打率4割、3本塁打、10打点。昨春4割1分5厘、5本塁打、13打点でクリアしたが「もう1回、勝負だと思うので」と引き締めた。【古川真弥】