広島ドラフト2位の法大・宇草孔基外野手(22)は無休で新人合同自主トレ初日に臨んだ。

元日の夜から自宅近くの公園で坂道ダッシュを繰り返し、2日以降も「(練習量)ゼロはないですね。一でもやることが大切だと思う」と体を動かしてきた。入寮した7日も夜に打撃練習。今後は「休むことも大事だと思うのですが、メリハリを。休むにしても意識を持ってバランスを取りながらやりたい」とビジョンを持って2月1日を目指していく。

無休トレが奏功し、初日から動きが軽かった。ランニングではドラフト1位森下とともに先頭を走り、笑顔も見られた。全体練習後にはマシン打撃を行うなど初日から精力的だった。「楽しかったです。まずはキャンプインに向けてしっかり体を作っていくことを意識して、あまり焦らず、自分ができることを積み重ねていっていい形で入れるようにしたい」。

視察に訪れた法大の先輩、広瀬外野守備走塁コーチには「何げなく声をかけていただいたのでありがたい。積極的な打撃と走塁が持ち味なのでいいところを出していきたい」とアピールを誓った。大学入学から3センチ伸びた身長がまだ伸び続けている伸び盛りの22歳が、プロの世界に駆けだした。【前原淳】