阪神の新外国人ジェリー・サンズ外野手(32=韓国キウムFA)が28日、米国・サンフランシスコから関西国際空港着の航空機で、同じく新助っ人のボーアと来日した。

先に到着ロビーに姿を見せていたボーアや球団関係者を見つけると、笑顔であいさつ。2人でがっちりポーズを決め、共闘を誓った。日本の印象については「到着して10分しかたっていないんですけどすごく美しいです」と話し、ストロングポイントには「打つこと」と自信を見せた。

昨季は韓国プロ野球で打点王を獲得した右の長距離砲。広角に打ち分けることもでき、メジャー通算は10本塁打もマイナーでは通算180発を放った。ボーアに負けず劣らず193センチ、102キロの重量級だ。ボーアからも「大きくて強いイメージがある」と、肩を並べていた。

昨季、阪神の中継ぎとして大活躍したジョンソンとはジャイアンツ時代のマイナーリーグでチームメート。日本で成功を収めた右腕から情報も収集済みで、チームに新たな風を吹かせる。

◆ジェリー・サンズ 1987年9月28日生まれ、米ニューヨーク州出身。カトーバ大から08年ドラフト25巡目でドジャースと契約。11年メジャー初出場。昨年所属した韓国キウムでは、28本塁打中10本が右方向と広角に長打を打てる。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。