巨人原辰徳監督が、リーグ連覇に向けて東京オリンピック(五輪)仕様のロケットスタートを求めた。7月の五輪開幕まで99試合を予定。「普段のペナントよりスピードアップした状態で開幕戦を迎えたい。オールスターを含めて1カ月近くゲームから遠ざかる。少し息をつく時間がある。突っ走っていきたい」とスタートダッシュに全力を注ぐ。

現状は一塁、二塁などレギュラー未定のポジションがある。「個々の力を上げて、高いレベルの中で選択するという状況になればいい」。チーム内競争の中で成長をうながし「ずぬけた力」を持つ選手を待ち望む。宿舎での全体ミーティングでは「2020年の目的は勝つこと。その1点。実力至上主義でいく。実力があれば1軍に呼び、試合に出す。みんなにチャンスがある」と訓示した。

▽巨人丸(宮崎キャンプはS班スタート)「やることは(大きくは)変わらないです。その時、その時にここが足りないという部分をやっていきたいです」

▽巨人中川(投手キャプテンで迎えるキャンプに)「まずは自分の調整をしっかりして、その中で周囲を見ながらやっていければ」