DeNAの沖縄・宜野湾キャンプに4日、大リーグで通算11度のゴールドグラブ賞を獲得した名遊撃手、オマー・ビスケル氏(52)が「特別コーチ」として参加した。

練習前の円陣で「オハヨウ!」と日本語であいさつ。「ここに招いていただいてありがたいです。僕もいろんなことを学びたい。何でも聞いて欲しい」と、笑顔で呼びかけた。

ビスケル氏は、インディアンスなどで活躍し、45歳となる12年まで現役を続けたベネズエラ出身の遊撃手。同位置で歴代最多の2709試合に出場し、第4回WBCではベネズエラ代表監督を務めた経歴を持つ。同じベネズエラ出身のラミレス監督とはインディアンス時代の同僚で、98年から00年までともにプレー。ラミレス監督の呼びかけで、今回の指導実現にこぎつけた。同氏は00年の日米野球で来日して以来、日本人選手の練習方法や技術に非常に興味があったという。