3年目を迎えたヤクルト塩見泰隆外野手が、進化した姿を見せる。4日、視察した侍ジャパン稲葉監督に名前を挙げられたが「おこがましい。ありがたいことですけど、まずはチーム内の競争に勝たないと」と表情は変わらなかった。

ポジティブに「いい方向にいく」と信じている。昨季は1軍で45試合に出場したが、本来の打撃ができず苦しんだ。原因をメンタルと分析し今年1月、五輪選手もサポートするメンタルトレーナー東海大・高妻教授と面談。映像や本から勉強し、ノートもつけている。明るい性格に見えるが、実は考え込むタイプ。現在も打撃向上に悩みながら取り組んでいるが「まだまだ、大丈夫」と前向きに言い聞かせている。バレンティンの移籍に伴い、外野手のレギュラー争いは始まっている。「外野が1枠空いたので、そこに入っていけるように。足でも守備でも打撃でも頑張る」と気合十分だ。