ロッテのドラフト1位、佐々木朗希投手(18=大船渡)が、早ければ13日にもブルペン入りすることが4日、分かった。1軍の石垣島キャンプ打ち上げ後の14日以降も、沖縄本島などでの練習試合遠征の同行が決定。大半がビジターゲームのため、施設使用にも未知数な面がある。区切りのキャンプ最終日に“ホーム”でブルペン入りするプランが進んでいるようだ。

首脳陣は当初、14日以降は佐々木朗を石垣島に残し、2軍キャンプで体作りに専念させる予定だった。吉井1軍投手コーチは「始まりの始まりなので、いろいろな指導者が見るより、1人が見た方がいいのではという判断になった」と方針転換について説明。練習試合での登板予定はなく、川越1軍投手コーチも含めた2人で、試合前練習などで“英才教育”を施す。

「2・13」プランが進む理由の1つに、仕上がりの良さがある。第1クール最終日は、約35メートルのキャッチボールが当初予定の6分間から、8分間に変更になった。キャンプ初日に5分間でスタートし「最長で8分間まで」(吉井コーチ)という基準に、4日間で順調に達した。

地元岩手から祖父母が応援に駆けつける中、第1クールを完走し、多くの収穫も得た。疲れは残っているようだが「焦る必要はないと思っています。課題を1つずつつぶして万全にしていきたい」と気を引き締める。目の前のことに懸命に取り組むうちに、徐々に今後の展開が見えてきた。