楽天三木肇監督(42)が、全体メニュー後に特守ならぬ『特走』と題した走塁教室を開いた。昨年の秋季キャンプでも開講したが、不参加だった銀次、島内、茂木、田中、新加入の鈴木大、新人の小深田、黒川の7人を対象に、自らの走塁観、テクニックを伝授した。

「自分は足が速くないから(走塁は)いいや、では余計に遠ざかってしまう。走塁はスピードと別。走力ではないから。意識と意欲がまずありき。選手が前向きに行けるような話ができれば」と意図を説明。ヤクルトのコーチ時代には、山田らの盗塁数アップを後押しした。昨年は日本ハムと並びリーグ最少の48盗塁にとどまった楽天。三木イズム注入で、走塁改革が始まる。